葵機工株式会社

現在は主に車のエアバッグなどに使われる、自動車安全装置の部品製造を担当しています。入社２年目を迎えたこの春、初めて機械製造を担当するようになりました。現在は5台の機械を同時に稼働し、1日でおよそ1300個もの同部品を製造。機械が問題なく稼働しているか、製造された製品の規格に問題がないか等を日々確認するのが、私の主な業務となっています。

工場内は、真剣さと和やかさが共存しています。精密部品を扱うため作業中は集中していますが、休憩時間は和やかな雰囲気です。特に心強いのは、困ったときにいつでも相談できる先輩や上司の存在。技術的な悩みから作業改善のアイデアまで、経験豊富な方々が親身になって助言してくれます。お互いの技術を高め合う風通しの良さが、この職場の強みだと感じています。

元々建設関係の仕事に携わる身内がいたため、幼い頃からものづくり自体が身近にありました。入社を決めた最大の決め手は、就活時の工場見学で感じた職場の雰囲気です。見学に来た私に皆さん気さくに声をかけてくださり、質問にも丁寧に答えてもらえたことが印象的でした。また、ブラザー制度という先輩社員が一対一でサポートしてくれる教育体制があり、初めての環境でも安心して働けると感じました。資格取得支援制度も充実しており、長く働きながらステップアップできる環境だと思ったのも、入社を決めた理由のひとつです。

自分が手掛けた部品が検査を完璧にクリアした瞬間ですね。安全装置部品は人命に関わるため、その製造が無事に出来た時の安堵感と達成感は格別です。入社当初は複雑な機械の操作に戸惑いましたが、日々の作業を通じて機械の特性や調整方法にも詳しくなってきました。自分の作った部品が世界中の車に使われ、多くの人の安全を支えているという事実は、何よりも誇りになっていますね。

機械の担当を任された際に大きな成長を実感しました。最初は不安でしたが、試行錯誤しながら業務をこなすうちに自信がついていきました。特に難しいトラブルを自分の力で解決できたときは達成感がありました。会社の役に立てていると実感できるとともに、もっと専門知識を深め、技術を磨いていかなければならないという責任感も芽生えました。これからもさらなる成長を目指していきたいです。

学生時代にもっといろんな人とコミュニケーションを取る機会を作っておけばよかったな、と思います。社会人になっても、何かを学ぶ姿勢を持ち続けることは大事。技術や時代は常に変化していくので、新しいことを吸収する姿勢があれば、どんな場面でも成長できると思います。皆さんの挑戦を応援しています。