株式会社Ａｋａｒｉ

Akariは就労支援事業で洋菓子の製造と販売を行っている会社です。私はジェラートとドライフルーツを製造するチームのリーダーを務めています。3名の利用者さんに作業内容を伝え、作業一つひとつが正しく行われているかを確認するのが、主な業務です。清潔な身だしなみ、手洗いや消毒のチェックなど、衛生管理も大事な仕事です。イベント出店の際に、販売業務も経験しました。

利用者さんそれぞれの苦手なことや性格などを理解し、特性に合った接し方や指示の出し方、フォローを心がけています。チームの一人ひとりに細やかに目を配り、しっかりコミュニケーションをとるようにしています。そうすることで、体調の変化に気づき、必要なサポートを把握できるからです。みんなで楽しく働ける雰囲気づくりも大切だと思っています。

一般就労を経て正社員になり、リーダーを任せてもらえるようになったことです。利用者として働き始めたころは、退院して間もなかったこともあり、立っているのが精いっぱいで、一般就労になる未来を考えることはできない状態でした。キャリアアップできたことで自信もつき、挑戦したいことも見つかりました。これからの人生を前向きに描く力をくれた出来事でした。

利用者さんが一般就労に一歩でも近づけるよう、サポートと指導を行うことを目標にしています。そのためには、より豊富な知識とスキルアップが必要なので、資格取得にも挑戦します。まずは、衛生管理者の資格を取りたいです。

Akariは「笑顔、挨拶、やる気で毎日楽しく、おいしいスイーツを作ります」をスローガンにしているのですが、その通りの雰囲気です。さまざまな特性の人が働いていて、それぞれに長所、短所があり、得意、不得意もあります。そのことを、お互いが理解しようと努力し、支え合う関係性が築かれているのが、一番の魅力です。

学校から許可されているなら、アルバイトをしておくといいと思います。私は専門学校時代のアルバイト経験を通して身に付けたことがたくさんありました。振り返ってみると、それは社会に出る前の学びの場でした。学生の間に取れる資格があれば、挑戦してください。私は電卓やWord、Excelなどビジネス系の資格を取得しましたが、仕事で役立っていますし、履歴書に書ける資格があるのは強みになりますよ。