四国旅客鉄道株式会社
楽しそうに働いている姿が
指導係としての喜びに

四国旅客鉄道株式会社 松山運転所
運転士(乗務員指導担当)
松原祥子
(2014年入社)
出身校
香川県立三木高等学校
佛教大学
出身地

契約社員の客室乗務員として本社採用。「マリンライナー」や「いしづち」などに乗務していたが、仕事の幅を広げたいと正社員の登用試験に合格し、松山運転所で車掌に。その後、気動車・電車の運転士を経て、女性の乗務員が増えたことから指導担当へ抜擢。今後は、指導者だけにとどまらず、どんなことでもチャレンジしたいと意欲を見せる。

現在のお仕事の内容を教えてください
約150名の乗務員(運転士・車掌)の指導をしています。毎月訓練をするのですが、自分が作成した資料に添って事故を防ぐ対策や改善点などレクチャーします。それだけではなく、実際に列車に乗ることもあり、「今日はこの乗務員の様子をみようかな」と基本動作に間違いがないか、正しい接客が行えているかなどを確認し、その場で指導することもあります。

この会社に入社した理由や決め手は何でしたか?
昔から憧れていたとかではなく、たまたま折込の求人情報を見て「楽しそう」という直感だけで試験を受けました。本社採用で、客室乗務員として働いていたのですが、先輩(車掌)の仕事を見ていたら、「私も先輩のように働きたい」と、正社員を目指しました。試験に合格し正社員になったことをきかっけに、松山運転所へ配属になりました。

普段の仕事の中で心掛けていることを教えて下さい。
わたしが指導を受けていた頃を思い返すと、悪いことは指摘されて当然なのですが、同時に良かったところも褒めてもらえたんです。社会人になっても、褒められたり、認められたりすることはやる気や仕事の活力に繋がると思うので、一人ひとりの良い部分を見つけるようにしています。

印象的なエピソードを教えてください。
運転士として乗務していたときに、ダイヤの都合により、ある駅で長時間停車したことがありました。その時、「運転士をしているなんて凄い」と、観光客に話しかけていただき、記念撮影やさまざまな会話をして盛り上がりました。普通に仕事をしているだけなのに、こんなに喜んでもらえるんだと嬉しかったことを覚えています。また、車内売上も良かったことから会社の役に立っていると実感しながら業務にあたっていました。

指導者として、成長したなと思う瞬間や大切にしていることは何ですか?
乗務員訓練を深く考えず受講していた頃に比べると多くの気づきがあります。自分が理解していなければ、教えられないし何も答えられない。(これを言えばどんな質問が返ってくるか)シュミレーションし、実際に対応できた時は成長を感じます。車掌の指導担当になって1年、まだまだ勉強中ですが18歳から60代まで幅広い年齢層が分かりやすい指導を心掛けています。乗務員ありきで私の仕事があるので、日々のコミュニケーションも大切にしています。

職場の雰囲気や魅力を教えてください。
電車運転士になるため研修センターに長期入所し研修を受けるのですが、ちょうど私の誕生日と重なり、ケーキとシャンメリーでお祝いをしてくれたんです。切磋琢磨し合える良い仲間に出会えたなと感動しました。四国四県、それぞれの配属先で仲間が活躍しているので、偶然会うこともありますし励みになります。定期的な飲み会やボウリング大会など楽しいイベントもたくさんあります。
08:00
出勤、メール・添乗列車等確認
当日の予定や添乗列車の確認をし、当日のスケジュールを整理します。※当日、急遽変更になるときもあります。
09:00
添乗指導
実際に列車に乗り、乗務員の添乗指導を行います。
12:00
昼食
昼食はデスクで食べるときもあれば、添乗指導の途中に現地で食べることもあり、状況に合わせてとります。
13:00
事務作業
添乗指導内容の入力や、乗務員訓練資料の作成等、その都度必要な事務作業を行います。
16:00
次勤務の準備、退勤
次出勤日の予定からスケジュールを計画し、それに合わせた出退勤を決めます。その後退勤。
[松山運転所 運転士(乗務員指導担当)の場合]
1年目
正社員の車掌として松山へ
3年目
気動車運転士
5年目
電車運転士
8年目
乗務員指導担当
オンオフの切り替えが大事
たまに映画館にも行きますが、サブスクを利用し映画を観ています。友人とお酒を飲みながら映画やドラマを観る時間も私にとってリラックスできる大切な時間です。
事業所ページ
「 契約社員の客室乗務員から正社員の登用試験を受けて、車掌に。車掌の実務経験を経て、 養成所へ入所。学科・技能講習を受け、動力車操縦者運転免許を取得 。女性の乗務員も増えたことから指導担当へ。